↑こちら記事で、退職したのは「集中してやりたいことをやってみたい 」からだと書きました。その「やりたいこと」の中身について紹介します。
そもそも「やりたいこと」はまだ確定していません。
ですが候補がいくつかあります。その候補を全部試して1つ(もしくは2つ)に絞り、今後どの道に進むかを決めたいのです。
ぼくが「本当にやりたいこと」を見つける手がかりにしたのは、 書籍『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の著者である八木仁平さんの自己理解メソッドです。
自己理解メソッドによると、「本当にやりたいこと」は次の式で表せるそうです。
大事なこと × 得意なこと × 好きなこと = 本当にやりたいこと
引用元:『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』八木仁平著、KADOKAWA
この記事では、自己理解を通して見えてきたぼくの
「本当にやりたいこと」(仮)
を紹介します。
「本当にやりたいこと」 の3つの要素 「大事なこと(価値観)」「得意なこと(才能)」「好きなこと(興味)」について、今のぼくの状況も紹介します。
ぼくの「本当にやりたいこと」(仮)
現時点でのぼくの「本当にやりたいこと」は以下です。
ただ、これはまだ確定ではありません。あくまで仮のものです。
新しいことに踏み出そうとして不安や迷いを感じている人を、
「これで大丈夫だ!」と安心して前に進める状態にするために、
「???(未確定)」に関する自分の経験をわかりやすく伝える。

「本当にやりたいこと」が確定していない理由は、自己理解メソッドの3つの要素のうち、
「好きなこと(興味)」が1つに絞れていないからです。
「大事なこと(価値観)」と「得意なこと(才能)」はある程度確信を持てています。

ぼくの「大事なこと」「得意なこと」「好きなこと 」概要

大事なこと│ ぼくの「仕事の目的」

「大事なこと(価値観)」として、ぼくの「仕事の目的」を紹介します。
八木仁平さんの自己理解メソッドでは「大事なこと(価値観)」と「働く意味」の関係性を以下のように説明しています。
価値観は、自分が価値を感じているもの。
だからこそ人は、自分と関わってくれている人たちにも、その価値観を自然と広めたいと感じます。
つまり、価値観は自然とおすすめしたくなるという特性があるわけですね。
引用元:「働く意味」「何のために働くのか」を見つける10の質問│自己理解プログラム公式ブログ
■仕事の目的は 「おせっかい」から見つかるらしい
八木仁平さんは、「仕事の目的」は「おせっかい」から見つかると発信されています。
働く意味を見つける時、”人のために”という気持ちは一切不要です。
その代わりに、「自己中にできるおせっかい」を探してください。
引用元:「働く意味」「何のために働くのか」を見つける10の質問│自己理解プログラム公式ブログ
■ぼくがしてしまう 「おせっかい」
そこで、ぼく自身の「おせっかい」を振り返ってみました。
小中学生時代
- あとで弟が使えるよう、授業でノートをきれいに書いておいた。
- 学校の先生や部活の情報を弟に伝えた。
大学生時代
- 自分の就職活動の経験を、大学内の就職情報サイトに詳しく書いた。
- 研究室で自分がいつ何をしたのかを詳しく書いたメモを残した。
仕事
- 図面を書く際に使った資料をスキャンして保管した。
- どういう考えで図面を書いたのかを、細かく書いて残した。
- 自分の仕事の進め方をメモに残した。
これらは誰かに頼まれなくても、自然とやりたくなってしまうことです。
■共通点は「自分の経験を伝える」こと
ぼくがしてしまう「おせっかい」の共通点は「自分の経験を詳しく伝える」こと。
特に書くことで伝えることが多いようです。
ぼくは心配性だし、不安を感じやすい性格です。
だからこそ、
「次に自分と同じ経験をする人の不安を取り除きたい!少しでも楽になってほしい!不安に思うのは自分だけでいい。」
そういう気持ちで「おせっかい」 してしまうのです。
■仕事の目的は「安心」させる
この「次に自分と同じ経験をする人の不安を取り除きたい!少しでも楽になってほしい!」という自分の気持ちを整理すると、
不安や迷いを感じている人を、安心して前に進める状態にする
という仕事の目的になります。ぼくが他人に与えたい価値感は「安心」です。
この「仕事の目的」は自分で納得できていて、確信があります。
- 退職前に仕事をする中で、この「仕事の目的」につながるようなことをやっているときに、モチベーションが途切れない感覚があった。
- このブログ。ただの自己満足のためにやっている。だけどやる気がある。お金のためにやっているわけではない(お金を発生させると重大な問題になる)。
得意なこと│ぼくの長所

※補足
八木仁平さんの自己理解メソッドでは「得意なこと(才能)」を以下のように定義しています。
得意なことの定義は「自然とできること」です。
[中略]
自然と出てしまう癖のようなものが、本当の得意なことです。
引用元:得意なこと、才能がないを一撃で解消する30の質問│自己理解プログラム公式ブログ
■長所を紹介
「得意なこと(才能)」として、自己理解を通して見つけた、ぼくの長所を紹介します。
ここで紹介する長所は、他人を喜ばせるために使えている長所です。
- 相手の意図を正確に理解する
- 自分が経験した情報を整理し、余すことなく他者に伝える
- 相手の言うことを素直に受け入れる
- 細部まで気を遣い、わかりやすい文書を作る
- リスクを想定し、準備することで他者を助ける
- 周囲へ配慮し、気遣う
- 親しい人との関係を大切にし、一緒に成長する
- 自分が集めた正しい情報を提供する
- 親しい人と密に情報共有して進める
- 相手の良い点や成長に気づき、伝える
■ぼくが主に使っていきたい長所
ぼくの「おせっかい」を振り返ると、ぼくが一番使っている長所は、
- 自分が経験した情報を整理し、余すことなく他者に伝える
- 細部まで気を遣い、わかりやすい文書を作る
だとわかります。
ぼくはこれらをついやってしまうため、「得意なこと」だと自覚しています。
この長所を活かそうと思い、ぼくの「本当にやりたいこと」(仮)にも書いています。
しかし、この長所を「あなたの長所だね」と、他人からあまり言われたことがないのが現状です。
■他人からは「理解力が高い」と言われる

他人にぼくの長所を聞いたとき、言われやすいのが「理解力が高い」こと 。
つまり「相手の意図を正確に理解する」 ことです。
ただ、他人からはそう言われるものの、ぼくは自覚がないのです。
「そんなことないと思うけど……」と感じます。
正直、この長所をどうやって扱っていこうかを悩んでいます。
自覚がなすぎて、活かし方がわからないのです。
好きなこと│絞れていない

※補足
八木仁平さんの自己理解メソッドでは「好きなこと(才能)」を以下のように説明しています。
いくら得意だからといって、まったく興味のない分野で働くのはモチベーションが続きにくいもの。
「やっていてワクワクするから、もっと深く知りたい」と思える分野なら、自然と学びを継続してスキルアップしていけますよね。
好きな事を簡単にご説明すると、「あれをやっている時が楽しい」「気づくと情報を追ってしまう」といった対象分野のことです。
引用元:自己理解を深めるには?正しいやり方と実践方法【5,000人が実践したメソッド】│自己理解プログラム公式ブログ
■「仕事の目的」につながる「好きなこと」がない?
「好きなこと(興味)」は、まだ1つに絞れていません。
ぼくの興味のあることは10個以上あります。
ただし、仕事にする「好きなこと」は「仕事の目的」につながるものです。
現時点では興味のあることの中に、仕事の目的につながりそうなものがないのです。
だから「本当にやりたいこと」が確定していません。
■「自分の経験」がしっくりきてしまう
「好きなこと」を無理やり1つに定めなくていいのなら、「自分の経験」がしっくりきます。
実際、ぼくの「おせっかい」のように、大して興味はなくても「自分の経験」を人に伝えているときは、仕事の目的が満たされてやる気が出る経験が何度もありました。
でも「自分の経験」という分野はないのです。
■1つに絞るなら「心身ともに健やかな働き方」?
このブログも、ぼくにとっては壮大な「おせっかい」です。
このブログを通して伝えていることを考えると、
- 退職関連のこと
- ハローワークの手続き
- 適応障害になったこと
などになります。
これらとぼくの「おせっかい」を考慮して、あえて分野を1つに絞るなら「心身ともに健やかな働き方」なのかなと考えています。
これは、人に伝えたくなるし、モチベーションが湧く感覚があります。
でも、心の底から「ワクワクする!」感じはないのが悩みどころです。
■「機械の設計」の経験も「自分の経験」では?
退職理由の記事には、5年以上経験した機械の設計にあまり興味がないと書きました。
学ぶ意欲や疑問があまり湧かないのです。
なので「好きなこと」ではないと思っています。
だからこそ、違うことがやりたいのです。
しかし、機械の設計も貴重な「自分の経験」です。
「自分の経験」を伝えることで仕事の目的が満たせるならば、機械の設計でもいいのではと思ってしまうのです。
実際退職前も、以下の仕事では「仕事の目的」が満たされてやる気が出る感覚がありました。
- 図面を書いているとき
- 自分で計画を立てて案件を進めて、その進め方をメモに残したとき
- どういった思想で図面を書いたのかを詳しく書き、使った資料と一緒にスキャンして残してたとき
- コスト削減テーマで、どんな流れがあったかをまとめた資料を作っているとき
- パワポで資料を作っているとき
- 小部品の取り付け手順書を作っているとき
- 取扱説明書を修正しているとき
- 実習の担当として、新入社員に教えているとき
それに本当に興味がなければ5年以上続けられない気もするのです。
「好きなこと」をあえて「心身ともに健やかな働き方」に絞るのならば、もう少し絞って「機械の設計者として心身ともに健やかな働き方」にもできます。
これなら興味が湧く気もする……。
これから「好きなこと」を絞りたい
ぼくの「本当にやりたいこと」が確定していない理由は、「好きなこと(興味)」が1つに絞れていないからです。
1つに絞るためには
- 「心身ともに健やかな働き方」で本当にあっているのか
- 他に仕事の目的につながる「好きなこと」はないか
- 「機械の設計」に本当に興味がないのか
を確かめる必要があります。
これから色々なことを試して、「好きなこと」を絞っていきたいと思っています。
まとめ│やりたいことを絞りたい

ぼくの「本当にやりたいこと」を紹介しました。
「本当にやりたいこと」は、まだ完全に決まったわけではありません。
「本当にやりたいこと」 をハッキリさせるために、これからぼくが必要なのは「好きなこと」を絞ることです。
そのために「好きなこと」の候補を、色々試していきたいと思っています。