↓こちらの記事で書いた通り、ぼくは入社3年目にストレスで適応障害になっています。
「どんな症状だったの?」と気になる人はいるでしょう。
そこでこの記事では
適応障害のときのぼくの症状
を紹介します。
また、異動後や退職後にその症状がどうなったかも紹介します。
適応障害のときのぼくの症状
適応障害のときのぼくの症状を紹介します。
眠いのに眠れない。寝てもすぐに目覚める。

眠れない
「疲れた……眠いなぁ」と思って、布団に入るものの、全然眠れないのです。
22時に布団に入ったのに、24時過ぎるまで眠れない日が多くありました。
「早く寝ないと寝不足になる……」と焦れば焦るほど、余計に眠れなくなのです。
2時間起きに目が覚める
やっと眠れても、次の日の不安で2時間起きに目が覚めてしまいます。
寝坊が怖くて、目覚まし時計が鳴る前に起きてしまうこともしょっちゅうありました。
眠くて、仕事に集中できない
夜しっかり眠れていないので、昼間は眠くて、仕事に全然集中できませんでした。
眠れない日が連続する
一番ひどい時だと、眠れないのが平日5日間連続することもありました。内科で処方された睡眠薬を飲んで、ようやく眠れるような状態です。
眠れないのが3日連続すると、身体がだるくて動けなくなりやすかったです。
文章が理解できない

文章を読んでも、目で文字を追っているだけになって、内容が理解できないのです。
「あれ、今何を読んでたんだっけ?」って、
同じところを何度も読み返すのですが、全然頭には入ってきません。
特に理解できなくなったのが、会社で取るように言われた資格の参考書。
大学で学んだ内容もあったのに、なぜか全く理解できないのです。
読む気力すら湧きませんでした。そのため資格取得は諦めました。
とにかく疲れる

仕事が終わると、もうヘトヘト。
どこかに寄り道する元気なんてありません。
コンビニで買い物する気力すら湧かなかったです。
家に帰っても、ただボーっとYouTubeを見るくらいしかできませんでした。
外に出るのが億劫になる

会社に行く以外、外に出たくないのです。
なんだか、人を見るのも嫌。
買い物に行くのも、とにかく面倒に感じました。
週1回行くのがやっとという状態です。
お店のレジの人と「はい」や「いらないです」など、ほんの少しの会話でさえ、とても面倒に感じました。
人と関わるのが怖くなる

常に不安
「怒られたらどうしよう」「嫌われたらどうしよう」と、いつもビクビクしていました。
だから、人に相談したり、頼ったりすることが、あまりできなくなりました。
挨拶できない 声を発したくない
挨拶もできなくなりました。「自分なんかが挨拶していいのだろうか」って理由もなく自信をなくしてしまうのです。
人と話すときも「自分の声を聴かれるのが怖い」と感じ、声を発したくなくなりました。話すときも、すごく小さな声になりました。
同期と話せない
仲の良い同期と一緒に昼食を食べていても、「自分なんかが話していいのだろうか……」と自信がなくて、会話に混ざれなくなっていました。
そのため「自分がいたら邪魔かな」と思い、いつも端の席に座るようになりました。
友達と関われない
仕事以外でも、友達と関わるのですら怖くなりました。
ずっとLINEでやりとりしていた友人に対して、自分から連絡できなくなりました。
「もう孤独でもいいや……」って諦めていました。
急に悲しくなって涙が出てくる

会社からの帰り道やお風呂に入ってボーっとしている時など、急にどうしようもなく悲しくなるのです。
そして涙が止まらなくなります。
「どうして自分の人生はこうなんだろう……」と、くよくよ考えてしまいます。
仕事が嫌すぎて、職場で泣いてしまったこともありました。
肌がかゆい

顔、首、耳、腕、腰、背中、脚…とにかく全身がかゆくなるのです。
今までこんなことは一度もなかったです。まるでアトピー体質のようでした。
特につらかったのは顔のかゆみです。
一時期目のまわりや目の下が赤くかぶれてしまい、正直外に出たくないレベルでした。
皮膚科で薬をもらったり、いつも塗っていた乳液を変えたりして、顔の症状は良くなりました。
でも、身体のかゆみは、会社を辞めるまでなかなか治りませんでした。
お腹の調子が悪い

下痢になったり、便秘になったりを繰り返していました。
緊張するとすぐにお腹が痛くなります。
あごが痛い

入社1年目でストレスがたまり始めた頃、徐々にこめかみあたりが痛くなっていきました。
最初は親知らずかと思って、歯科医院に行きました。
すると、親知らずではなくて、顎の痛みだと判明。
ストレスからか、夜寝ている間に歯ぎしりをしていたようです。
すぐにマウスピース(スプリント)を作ってもらい、毎晩はめて寝るようになりました。
身体がだるくて、動けない

ベットの上から動きたくない。何の気力も湧かない。
睡眠障害やストレスが蓄積していくと、症状が重くなってこうなります。
熱を出した時のように、身体がだるくて動けないのです。
少し動くと、すぐに横になりたくなってしまう。
なのに、体温を測っても熱はないのです。
他の症状は何とか我慢できましたが、こうなるともう限界です。
会社を休むしかありませんでした。
異動後の症状の変化


ぼくが適応障害の診断をされたのは入社3年目。その後入社4年目に異動になりました。
最初に配属された部署よりは自分に合っていたので、症状はだいぶ良くなりました。
しかしすべての症状が治ったわけではなく、一部の症状は良くなりませんでした。
かなりよくなった症状
- 文章が理解できない
- 元に戻った。
- けれど難しい文章を読みたいとは思わない。
- 急に悲しくなって涙が出てくる
- まったくなくなった。
- あごが痛い
- スプリントをはめて寝ているから痛くない。
- 身体がだるくて、動けない
- 明らかに頻度が減った。
- 症状がでても回復しやすくなった。
- 会社を休むことも減った。
少しよくなったor変わらない症状
- 眠いのに眠れない。寝てもすぐに目覚める。
- 頻度は減った。
- 一度なると、連続しやすい。
- とにかく疲れる
- 仕事以外の時間でも、勉強しようと思えるようになった。
- でも2時間残業するだけで疲れてしまう。
- 外に出るのが億劫
- 休日に外へ行くことが増えた。
- でも外出が億劫なのは変わらない。
- 土日どちらかは一日中家にいたくなる。
- 人と関わるのが怖い
- 同期や友人とは自分から話せるようになった。
- 同期以外は怖さを感じて、関われない。
- 挨拶できないし、声を発したくないのは変化なし。
- 肌がかゆい
- 治らない。
- お腹の調子が悪い
- 治らない。
治らなかった症状があったため、最終的には退職を決意しました。
退職後の症状の変化


退職後に症状がどう変化したかを紹介します。
この記事を書いた時点で退職してから3ヶ月経っています。
完全になくなった症状
- 文章が理解できない
- とにかく疲れる
- 急に悲しくなって涙が出てくる
- あごが痛い
- 身体がだるくて、動けない
かなりよくなった症状
- 眠いのに眠れない。寝てもすぐに目覚める。
- 寝付くのが遅い日はたまにある。
- 寝てもすぐに目覚めることはなくなった。
- 肌がかゆい
- 何もしていないけれど、ほとんどなくなった。
- 外に出るのが億劫
- 散歩に行くようになった。
少し良くなった症状
- 人と関わるのが怖い
- すこし良くなった気はしている。
- 人との関わりが少なくなったので、本当に良くなったのかはわからない。
- お腹の調子が悪い
- 退職前より良くはなったけれど、思っていたより良くなっていない。
- 緊張すればお腹が痛くなる。
- これが一番治ってほしい。
合わない環境からは早めに離れるようにしたい


ぼくの適応障害の症状を紹介しました。
この記事を書いているうちに、症状があった頃のつらさを思い出しました。
いま振り返ると「本当に精神がおかしくなっていたんだな」と思います。
でも「まわりに気を遣わせるのも申し訳ないな」と思って、
あまり悩んでいる様子を見せないようにしていました。
だから元職場の人がこの記事を見たとき「こんな状態だったんだ……」と驚くでしょう。
改めて思ったのが、調子を崩したときには環境を変えるのが大切だということです。
今回は異動と退職がきっかけで、症状が良くなっています。
実は適応障害になるのは今回が2回目。1回目は高校生の頃なりました。その時は高校卒業して、環境が大幅に変わったら症状が良くなっています。
今後は合わない環境からは早めに離れるようにしたいです。